業務システム・kintone・自動化・社内ツール

動くものを作るのと、
回る状態にするのは別です。

聞くところから、作って、回るところまでを一人で通します。中小規模の企業・組織や自治体で、社内にITやDXの専任担当がいない、または他業務と兼任している現場を担当しています。

どこまでを担当するか

「作る」で終わると、たいてい使われないまま残ります。

頼み先ごとに、担当する工程は違います。線がつながっているところが、引き継ぎの起きない範囲です。
頼み先 聞く 決める 作る 回す
大きなITコンサル 担当する 担当する 別の会社に外注 別の会社に外注
フリーランスの開発者 担当しない 担当しない 担当する 担当しない
AIに書かせる 担当しない 担当しない 速くなる 担当しない
担当する 担当する 担当する 担当する

コンサルは提案書は出てきますが、作るのは別の会社です。開発者は作れますが、何を作るかは決めてくれません。AIは「作る」を速くしますが、どこで詰まるかは教えてくれません。

4つの工程

要件定義書は要りません。いまのやり方を、そのまま見せてください。

  • 聞くいまのやり方をそのまま見せてもらうところから始めます。整理してから来ていただく必要はありません。
  • 決めるムダを削って、何から手を付けるか順番だけ決めます。今回やらない範囲もここで決めます。
  • 作る手段は課題に合わせて選びます。特定の製品を入れること自体は目的にしません。
  • 回す設定・テスト・運用の形づくりまで。使われる状態になって終わりです。

担当した仕事

動いてはいたが、回っていなかったもの。

機能は足りていた。詰まっていたのは別の場所だった

申請のたびに詰まる人が出る ─ スポーツ団体

  • kintoneは導入済みで、動いてもいた。ただ慣れない人が多く、申請フローの途中で詰まる人が出ていた。使えるのは慣れた人だけ。
  • 機能を足すのではなく、入口を作り直した。団体代表者用と管理者用のポータルを分け、何をどの順に触ればいいかが画面で分かる形にした。出力は現行のExcelマクロに合わせ、既存の運用は変えていない。

同じ機能のまま使われるようになりました。現在も毎年更新を続けています。

自動化が途中で止まる ─ 基幹システムへの登録

  • OCRで読み取った内容を基幹システムに登録していたが、読み取った生データをそのまま流していたため、途中でデータエラーが頻発して止まっていた。
  • シナリオを足すのではなく、手前でデータを検査する工程を入れた。あわせて登録側のフローも組み直した。

止まらずに最後まで通るようになりました。原因は自動化そのものではなく、その手前にありました。

相談された言葉と、正解が違うことがある

ホームページを作りたい ─ 小売

  • ホームページの制作を相談された。
  • 話を聞くと、楽天への出店のほうが早いと分かった。そのまま出店の設定と商品画像の作成まで担当した。逆に、ECサイトをホームページに作り替えたこともある。

別の答えを勧めると自分の仕事がなくなるので、普通は言えません。私は変えた先も自分でやるので、正直に言えます。

手段は、案件ごとに選び直している

チームで案件を回す環境がない ─ 事務機・オフィス用品販売

  • kintoneの業務で入っていた先で、案件をチームで進める段になり、情報と連絡の置き場がない状態だった。
  • Notion と Slack を軸に社内の環境を整えた。自分が使うためではなく、チームが回るように組んだ。

契約の範囲外でしたが、社長から直接ご依頼をいただいた仕事です。

AIについて

コードを書くところは、私もAIを使います。

そのぶん速く出せます。ただ「どこで詰まるか」は、実際に使ってみないと出てきません。作った人が現場を見ていないと、機能は揃っているのに使われない、が起きます。

私は作ったものを回すところまで持つので、そこに気づけます。上の2件は、どちらも「動いてはいた」ものです。

この見方は、kintoneのプラグインを開発している会社のリリース前チェックも担当していることから来ています。そこではエラーだけでなく、「ここで迷う人が出る」という箇所も挙げています。エラーは動かせば出ますが、迷いは動いてしまうので出ません。

続くかどうか

作って終わりにしていません。

  • 市役所で、庁内向けの kintone 相談室を開設し、運営しています。
  • スポーツ団体のポータルは、毎年更新を続けています。
  • サイトの制作と保守は15年続けています。作って納めて終わりではなく、更新され続けるものを見てきました。
  • ホームページを作るときも、先に業務の流れを聞いてから作ります。あとから「kintoneを入れたい」となったときに、もう一度ゼロから業務を説明していただく必要がありません。

これまでの量

数字は、続いた分だけ増えています。

11クライアント(社)
その先のエンドユーザー12件
239プロジェクト(件)
完了187・中止30
404技術ナレッジ(件)
kintone 199/Power Automate 63/WordPress 51 ほか
15サイト制作(年)
制作・保守とも継続中

中止30件も載せています。全部が完了するわけではありません。

扱う範囲

途中で別の会社に引き継ぐところがありません。

ドメインの取得、サーバーの設定、デザイン、コーディング、公開後の管理まで。「ドメインの更新って誰に聞けばいいんだっけ」が起きません。

いま使っているツールがあれば、こちらが覚えます。「うちのやり方に合わせてください」とは言いません。

kintone を本業にしている会社の受託部門でも、カスタマイズと、リリース前の品質チェックを担当しています。